M8とR-D1写真日記

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2011年 04月 13日

入学と「二十四の瞳」

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小学校の入学の時期は、担任や学年主任が家の近くまで送りがてら通学経路を確認する。
新しいランドセルや黄色い帽子が初々しい。

先日放映された「二十四の瞳」はデジタル処理され、雨降りノイズが無くなった。
おなご先生が子供たちと一生懸命向き合う姿に「聖職」という言葉を思い出す。
子供たちの悪戯で足を折っていなくなった先生に、遠い道のりを疲れ腹が減り泣きながら先生の家に会いに行く。病院からのバスに乗った先生と会って取り縋るシーンはとても美しい。

今の子供たちは先生の家に遊びに行くのだろうか?
私も小学1年生の担任の女先生の家に5-6人で遊びに行った。先生は勿論、お母さんがとても喜んだが、この映画の夏川静枝の母親に重なった。
高学年になっても男先生の家に行ったが、みんなに好かれる先生は上にヨイショすることもなく、本気で叱ってくれ、遊びに行くと喜んで迎えてくれた。

大戦前の時期に、子供たちが兵隊になると言うのを止めるように言うと、「アカ」と思われるから止めろと校長に叱られる。本当の気持ちを言うことが自粛や自制されていく。
おなご先生の涙を通して戦争のむごさを静かに語りかける。

最近の先生たちの自殺や早期退職の多さに驚く。
1970年代からの勤務評定や「内心の自由」まで踏み込む管理が、先生を疲れさせ教えることに集中できない。それが子供たちに敏感に反映されてしまう。

小豆島の美しい風景を見ながら、考えてしまった。
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by chousan-drybox | 2011-04-13 16:18 | 東京 | Comments(2)
Commented by gato at 2011-04-13 16:57 x
長さん、すっかりご無沙汰してしまい申し訳ございませんでした。

壊れてしまった心を取り繕うことも出来ず日々悶々としておりました。

懐かしい"二十四の瞳",十数年の間に数回読み返した愛読書の一つです、読後小豆島も憧れの地の一つになっています。
Commented by chousan-drybox at 2011-04-13 17:23
gatoさん、お元気でしたか?
良い映画は色褪せませんね。前日の「東京物語」もそうですが、クラシック音楽と同じように毎回新しい感動を受けてしまいます。
壺井栄の原作、読んでみようかな。


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