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2015年 08月 16日

Tannoy Speaker

先日 家族で散歩に出かけた時、新百合と稲城の都県境近くにある「リンデンバウム」という喫茶店で出会ったタンノイのスピーカーの音に参ってしまった。
多分ウェストミンスターというモデルなのかな?
その時に掛っていた音はFM放送だったが、サックスのリードの振動が感じられるような、繊細で柔らかく、ゆったりと音の空間に包まれながらのブレンドコーヒーがいっそうおいしく感じられた。

このカフェのマスターは録音技師の勤めを辞められ、ご自分でスタジオもやりながらコーヒーも入れるという、大変うらやましい方だった。

タンノイのコーン工場の火災の後、変わってしまったなど聴きかじりの話をしたり楽しい時間だった。

実はタンノイの良い音に出会ったのは初めてではなく、50年くらい前、会社の先輩がオーディオ好きでうちに遊びに行った時、部屋の壁全部にアンプやプレーヤ、沢山のレコードとともに、そのスピーカが鎮座していた。
モデルは何か忘れてしまったが、その時に出てきた色々なモデルの名前のうち「レクタンギュラー」という初めて聞く単語が印象に残った。
主にクラシックが好きな先輩の話を楽しく聞いていたが、コーン紙の工場火災の話はたぶんそこで聞いたと思う。

さて、息子の病気の後少し気持ちに余裕が出来た時期で、タンノイのスピーカーが欲しくなってしまった。
手始めに最近のPCやIpodにつなげるアンプ内蔵のReveal 402を購入。そして勢いでヤフオクで探したTannoy Eatonを落札してしまった。
2代目オーナーが大事に真空管アンプで聴いてきたというスピーカ、コーン紙に若干しみのような色が付いているが、コーンエッジは健在で、煙草も吸わないというので決めた。
マニアのなかでは、工場火災後経営が移ったりで音が変わったという『暗黒タンノイ」の一つらしいが、火災前の所謂オールドタンノイはとても手が出ないし、置き場所もない。

ただ、ネットで調べるとタンノイを創設した博士が最も好んで聞いていたスピーカという記事に出会って、期待が高まった。
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   上がreveal 402 下がTannoy Eaton

この二つのスピーカを聴き比べると、音の感じは良く似ている。
Reveal 402は現代のものらしく、クリアで少し冷たい感じかな。おしいのは低音がもやっとする音域があること。それでもこの大きさでこの音ならネットでの評判どおり。

一方のEatonは少し温かみを感じ、一番の違いは奥行や深さや広がり。
交響曲や室内楽、女性ボーカルやビリージョエル・ベラフォンテなどなど、寝る前にちびりと飲みながら聴く音が心を穏やかにしてくれる。
年齢的には高音域が落ちてくる時期だが、あまりそれを感じないのがうれしい。

今度また「リンデンバウム」に行ったら、タンノイの話で楽しめそうだ。
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by chousan-drybox | 2015-08-16 00:19 | 音楽の事 | Comments(2)
Commented by kurakame at 2015-08-17 08:12
タンノイ、懐かしい名前が出てきました。(笑)
若い頃の憧れの機材のひとつではありましたが、ついに、我が家にやってくる機会はありませんでした。
マニアの方たちに熱心に守られて健在なのがなんとも嬉しいです。
Commented by chousan-drybox at 2015-08-17 21:34
kurakameさん、ご無沙汰しております。
最近オーディオと言えば大きい音も出せず、専らヘッドフォンで聴く事でしたが、耳が解放された空間の響きが心地よいです。
昔聴き見たタンノイはものすごく大きくかつ高価で、はなから対象外でした。
幾分コンパクトなモデルがあるのを見て、決めてしまいました。一番は傷や見た目の音に関係ない劣化のせいで、手の届く所に来た事でしょうか。
日本のヤマハやダイヤトーンなど今の環境で比べてみたわけではないので、正確ではありませんが、最近の元気なスピーカの音がぶつかってくるようなのに、このスピーカは音の空間でリスナーを包んでくれているようで、なんとも心地良いです。


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