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M8とR-D1写真日記

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2012年 04月 20日

Robert Doisneauに会いに行く

先日アテネ・フランスのパリジャンの先生から、ドアノーの写真展のチラシをもらう。
学校で何回か私の写真展をやっているのを見ているようで、授業で写真の話になると良く指される。
ちょうどソニーリーダーにドアノーの「パリ遊歩」の600枚近い写真を入れていたので、見せると大変喜んでしばらく見入る。
第3水曜日を選んで、記憶とはかけ離れた恵比寿駅界隈を歩き、東京都写真美術館へ行く。
この日は65歳以上は無料ですべての展示会が見れる。でもドアノーだけを集中して観て帰る。

半分くらいは手持ちや図書館の写真集で見ているが、「ボーグ」での作品やカラーのものは初めてだった。

学校の中庭で休憩時間遊びまわる子供たちは、先月まで仏文和訳で苦しんだ「プチ・ニコラ」を思い出させる。
一番印象強かったのは「エディト・ピアフ」で、オランピア劇場での一コマ、漆黒の闇を縦に切り取り、左下の片隅に本当に小さくピンスポットで浮かび上がるピアフが歌う。
伝記映画の原題「La Môme」(小娘、餓鬼の意) Piafは雀、142センチの本当に小雀のような体からオランピアを揺るがす、あの巻き舌の切ない歌声が闇の中を響き渡る。

入り口近くにはコンタクトの拡大版があった。1953年、カフェでフランスワーズ・アルヌールに似た美しいアコーディオン弾きを客が聴きいる場面、素人の私には全コマ素晴らしいのだが、使われたのは一枚。

Robert Doisneauに会いに行く_e0129750_1119748.jpg
Robert Doisneauに会いに行く_e0129750_11192422.jpg


by chousan-drybox | 2012-04-20 11:22 | 写真展 | Comments(6)
Commented by yuki at 2012-04-21 10:43 x
chousan-drybox さん、おはようございます。
 ドアノーの写真、ちょっとユーモアがあって好きです。

 先日、京都でイジスの写真展が伊勢丹であり、見に行ってきました。
  ドアノーやブレッソンとはまた違ったパリ、よかったです^^。
Commented by chousan-drybox at 2012-04-21 21:48
yukiさん、こんばんは。
シャイだったそうですが、茶目っ気も感じますね。

イジスは知りませんでした。ドアノーと活動の時期が重なっているのですね。
Commented by コスモス at 2012-04-23 08:46 x
昨日ドアノーの写真展を見に行きました。
元々はフェリーチェ・ベアトの写真展を見に行こうと思って
いたのですが、chousan-dryboxさんのブログを見て
一緒に見てきました。
ドアノーの写真は初めて見ましたが、良かったです。
初めはなかなか人物を撮れなくて、風景に小さく入れていた
のが、著名人のポートレイトを撮るようになるんですね。
現代のアルジャンツイユも、モネの絵画を思い出し
面白かったです。

Commented by chousan-drybox at 2012-04-24 09:55
コスモスさん、こんにちは。
いい出会いが出来て良かったですね。
後姿しか撮れなかったなどとても親しみを覚えます。
「枯葉」を作詞したジャック・プレベールとの親交も微笑ましいですね。
Commented by swingphoto at 2012-04-25 08:39
おはようございます。
しばらくブログを中断しておりましたが、
ブログを再開いたしまた。
またこれからも、よろしくお願いいたします。
Commented by chousan-drybox at 2012-04-25 10:28
swingphotoさん、ご無沙汰しております。
高画質の新機材も増え、ますます楽しくなりそうですね。
こちらこそよろしくお願いします。


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